【鬼滅の刃】「失っても失っても生きていくしかないんです」は英語で?

アニメで英語

アニメ『鬼滅の刃』の名言・セリフを、英語吹き替え版ではどのように言うのか見ていきます。

はじめに

この記事では、アニメ『鬼滅の刃』の英語吹き替え版のセリフを扱います。

単語・文法・表現などを確認し、楽しく英語学習をしていきます。
教えるというよりは、一緒に勉強するスタンスです。
ですので、もし誤りがありましたら、教えていただけると幸いです。

また、日本語と英語の違いを楽しんでいきます。

「失っても失っても生きていくしかないんです どんなに打ちのめされようと」は英語で?

今回は、アニメ『鬼滅の刃』第7話「鬼舞辻無惨」より、竈門炭治郎のこのセリフを扱います。

失っても 失っても 生きていくしかないんです
どんなに打ちのめされようと

鬼に婚約者の命を奪われたことを知って絶望する和巳さんに対して、炭治郎が優しく語りかけます。
それは、炭治郎もまた大きな悲しみを背負っているからこそのセリフです。

次に、英語吹き替え版のセリフを見ていきましょう。

失っても 失っても 生きていくしかないんです
どんなに打ちのめされようと
You have to go on, no matter what, in spite of losing people…
Even though it’s devastating.

日本語とのニュアンスの違いがありますでしょうか。

それでは、英語の表現を見ていきましょう。

「失っても失っても生きていくしかないんです」は英語で?

You have to go on

go on : 進み続ける

ただの go ではなく、go on です。on には「継続」のニュアンスがありますね。

主語は You になっています。
英語では主語が必要です。この場合は、和巳さんを指して「You」ですね。

あとは have to ですから、「進み続ける必要がある」「進み続けなければならない」といったところでしょうか。

no matter what

no matter what : どんなことがあっても、何が何でも

no matter wh節 で、「たとえ〜でも」という譲歩を表す表現ですね。

no matter what は頻繁に使われるフレーズで、「たとえ何があっても」ということです。
no matter what (happens) と考えると、わかりやすいですね。

受験英語としては、whatever happens の書き換えなどが出てきます。
複合関係詞の単元ですね。

in spite of losing people

in spite of … : 〜にもかかわらず

こちらもよく使うフレーズですね。

「losing people にもかかわらず」ですから、「人々を失っても」ということですね。

日本語のセリフでは「失っても失っても」だけですが、
英語では「people」を失うと、明言しています。
感じ方も少し異なってきますね。

「どんなに打ちのめされようと」は英語で?

Even though it’s devastating.

even though … : たとえ〜にしても

devastating : [形] 破壊的な、衝撃的な

devastating は強い単語ですね。

devastate が他動詞で「〜を荒らす、荒廃させる」「〜を打ちのめす、困惑させる、挫折させる」といった意味です。
完全にぶっ壊すイメージですね。

ing の形にした devastating は、「打ちのめすような」ということですね。

it はそのような悲劇、状況ということで良いでしょうか。

even though を踏まえて、
「それが打ちのめすようなことだとしても」「それに打ちのめされようとしても」、ということですね。

even though と似ている表現に、 even if がありますね。

even if は、I’ll go out even if it rains (たとえ雨が降っても出かける)のように仮定の話に使いますが、
even though は、実際の話に使います。
今回も、実際に悲劇が起きているわけですね。

受験生の方は、ぜひ辞書を引いておきましょう。

おわりに

漫画『鬼滅の刃』の英語版でのセリフは?

このブログでは主にアニメ英語吹き替え版のセリフを扱います。

ちなみに、漫画の英語版ではこのように訳されています。

You may lose again and again…
…but you still have to keep living.
No matter how beaten down you may be.

こちらの方が、より日本語のニュアンスに近いですね。

お読みいただきありがとうございました。

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