FP3級を独学で合格した勉強法・勉強時間【完全初心者から】

「FPの勉強は初めてだけど、独学でFP3級に合格したい!」という方に、
完全初心者の私が独学でFP3級に合格した勉強法と勉強時間を紹介します。

結論はこちら。

  • 私の勉強法:市販のテキストと過去問のみ
  • 私の所要時間:30時間

それでは詳しく見ていきます。

何のためにFP3級を合格したいのか?

まず、何のためにFP3級を受験するのか、なぜ合格したいのか、ということを考えました。

多くの方にとっては、「仕事で必要だから」「FP2級を受けるため」という理由でしょう。

私の場合は、「親に勧められて、なんとなく」でした。
皆さんと違い、仕事で使うことはありません。
ですから、とにかく受かってしまえば良い、という面はありました。
かといっても、小手先のテクニックだけで逃げ切り、知識がまったく身についていないという状態は避けたいと考えました。

そこで、私はこのような方針を立てました。

  • とにかく「受かる」ことが大事。
  • とはいえ、「知識を身につける」ことも大切。テクニックのみに走らない。

方針が決まれば、早速動きましょう。

FP3級のテキスト・参考書を買う

受験すると決まったら、早速テキストを用意しましょう。
着手は早ければ早い方が良いです。

初めてなのでテキストのこだわりはありませんでしたが、
中身がカラーで見やすいものが良いと思いました。

AmazonのFP本の売れ筋ランキングを見て、1位だったものを購入。
一番売れているということは、みんなが使っているということ。
みんなが使っていれば、大きく外れることはないだろうという判断です。


みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)

上記のものは「教科書」で、演習は「問題集」で行うようです。
ということで、こちらも合わせて購入。


みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)

考えている時間がもったいないので、この2冊を信じて学習を始めます。

【FP3級】日本FP協会ときんざい(金財)、どちらを受けるべき?

FPの試験は日本FP協会ときんざい(金財)の2種類があります。
どちらの検定を受けるか、悩ましいところです。

これについては、様々な情報がネット上で見られますが、
私は、「とりあえず受かれば良い」という立場だったので、
比較的易しいと言われている日本FP協会を選びました。

私と同じように、とにかく合格することが目的の方は、日本FP協会で良いと思います。
その他、目的がある方はそれに応じて選択してください。

FP3級の合格ラインは6割!しかも確率的に**点は取れる

FP3級には「学科試験」と「実技試験」の2種類があります。
どちらもマークシート方式で、合格ラインは6割です。

学科試験は全部で60問。
そのうち、マルバツの2択問題が30問、3択問題が30問です。
2択は確率的に半分は放っておいても正解するので、30の半分で15点は取れます。
3択も同様に3分の1は正解するので、30の3分の1で10点は取れます。
15+10=25点ですね。6割の36点まであと11問です。

この11問を正解できるように勉強すれば良いのです。
どうですか?何とかなりそうな気がしてきませんか?

実技試験は、日本FP協会なら全部で20問です。
すべて3択問題ですから、20問の3分の1で約6問は確率的に正解できます。
6割は12問ですから、あと6問できれば良いことになります。
実技試験は計算が多めですから、計算が不得意な方はこちらにも力を入れましょう。

学習の進め方【完璧を目指さない】

それでは、勉強を始めます。
皆さん一人一人にあった勉強法があるでしょうから、あくまで参考ということでご覧ください。

上記のテキストには勉強の仕方が書いてありました。
基本はこれに沿って進めました。

範囲は大きく6チャプターに分かれていて、各チャプターがさらに細かくセクションに分かれています。
1チャプターにつき、セクションが4〜9個あります。

チャプターごとに、教科書を読んでから問題集を解くという作業を繰り返します。

教科書の1つめのチャプター → 問題集の1つめのチャプター → 教科書の2つめのチャプター → 問題集の2つめのチャプター → ・・・

これだけです。この手順でひたすら進めます。

FPを初めて勉強する人は、よくわからないところも多いと思います。
そんなときは何となくの理解のままで構いません。
後ろの分野を読んでから理解が深まり、また戻って見てみると納得できることも多いです。
教科書を読んだだけではしっくり来なかったところが、問題演習を通じて理解できることもあります。
テンポよく進めてしまいましょう。

はじめから、完璧を目指す必要はありません。

FP3級の学習時間

初心者の私がかかったFP3級の学習時間は約30時間でした。

【1周目】
Chapter 1:4時間30分
Chapter 2:3時間
Chapter 3:3時間
Chapter 4:3時間
Chapter 5:2時間45分
Chapter 6:3時間

【2周目】
Chapter 1:2時間45分
Chapter 2:2時間30分
Chapter 3:2時間15分
Chapter 4:2時間

各チャプターの時間は、「教科書」と「問題集」を合わせた時間です。

上記ほか、直近の過去問1回分を解きました。
2週目のChapter 5とChapter 6は、時間がなく、当日ざっと目を通したのみでした。

すべてトータルで30時間程度です。

隅から隅まで必要?綺麗事の前に、まずは受かること

私がFP3級を受けた目的は、最低限の常識を身に付けたいというのが一番でした。
株やFXなどの投資を少しかじっていたので、金融資産運用の分野は多少アドバンテージがありましたが、その他はほとんど予備知識がない状態でした。
試験勉強を通して、一つでも多く知識を身に付けたいと考えていました。

同時に、不合格は絶対に避けたいとも思いました。
受験料も決して安いお金ではありませんし、受験をするからには合格したいです。

「綺麗事の前に、まずは受かること」が大事だと考えました。

最終的に、本番の試験の問題が解けるようになることが大事です。
そのためには、過去問を一度でもやっておくことが必要です。

やってみて反省点

結果は無事に合格点に届きました。
具体的には学科は7割、実技は9割でした。

反省点は、「過去問を何回分かやった方がよかった」ということです。

どんな試験でも、とにかく過去問が大事です。
何回分か解くと、実は同じような問題ばかり出ているということに気づきます。
傾向がわかれば、対策は簡単です。
(ただ、あまり前のものは情報が古いものもあるので注意です。)

また、「もっと数値を覚えた方がよかった」とも思いました。
FP3級は暗記していなければならない数字が多いです。
テキストには当然、赤字で書かれているような数字です。
私は不真面目だったのであまり覚えていませんでしたが、過去問を解き、繰り返し問われている数字を覚えるのは非常に有効です。
何より、安心して試験に臨めます。

当日持っていったもの

受験票の注意事項をよく読み、準備をしていきましょう。

ここで触れるものは2点です。

電卓は使い慣れているものを持っていきましょう。
私も普段の問題練習から使っているものを持っていきました。

FP3級の場合はそれほど難しい計算問題はないので、普通のもので十分です。
私の持っているものはこんな感じのものでした。


カシオ CASIO グリーン購入法適合電卓 12桁 時間・税計算 ミニジャストタイプ MW-12GT-N

マークシートを塗る鉛筆やシャーペンも、さほど気にしなくても大丈夫ではありますが、
私は太めのシャーペンを持っていきました。

マークシートを塗りつぶすのに特化したペンで、TOEICを受験するときに買ったのですが、
結果これを持っていって良かったと思いました。
塗りつぶすのがとても楽で手も疲れにくいです。
何より、早く塗ることができるので時間に余裕が生まれ、安心することができました。

様々な試験で使えますし、値段もそんなにしないので、持っておいても良いかなと思います。


コクヨ シャープペン マークシート 最適セット 1.3mm PS-SMP101D

おわりに

お読みいただき、ありがとうございました。
皆さんの合格を願っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました