【鬼滅の刃】「頑張れ!人は 心が原動力だから 心は どこまでも強くなれる!」は英語で?

アニメで英語

英語版『鬼滅の刃』の名言・セリフを見ていきます。

はじめに

漫画・アニメ『鬼滅の刃』の英語版のセリフを扱います。

単語・文法・表現などを確認し、楽しく英語学習をしていきます。
また、日本語と英語の違いを味わいがら、楽しく見ていきましょう。

「頑張れ!人は 心が原動力だから 心は どこまでも強くなれる!」は英語で?

今回は、漫画『鬼滅の刃』第7巻・第53話「君は」(アニメ『鬼滅の刃』第26話「新たなる任務」)より、竈門炭治郎のこのセリフを扱います。

頑張れ!人は 心が原動力だから 心は どこまでも強くなれる!

栗花落カナヲが自分の心の声をよく聞くことを決めた、コイントスのシーンです。
炭治郎の、栗花落カナヲに対する、優しさ溢れるセリフです。

アニメ『鬼滅の刃』英語吹き替え版のセリフ

英語吹き替え版のセリフはこちら。

Remember…
It’s the heart that drives people, so it can grow as strong as you need it to.

英語らしい表現になっていますね。
簡単な単語が多いようですが、大切な文法事項が含まれています。

それでは、英語の表現を一つずつ見ていきましょう。

「頑張れ」でなく Remember

Remember…

「頑張れ」「頑張る」は、英語に訳すのが難しい言葉ですね。
「頑張る」は便利な言葉ですが、具体的に何をするのか分かりにくいときもあります。

辞書を引くと、do one’s best や work hard to do などと出てきますが、
ここでは、remember という言葉が使われています。

「覚えていてね」「忘れないでね」ということですね。

「心」が大切!強調構文

It’s the heart that drives people,

いわゆる、it 〜 that … の強調構文の形ですね。

まず、It’s the heart で、「心だよ!」と言っています。
それから、どんな心かというと、関係代名詞のthatでつないで「人を動かす、ね」と説明しています。

drive : 〜を駆り立てる

drive の後に people、目的語が来ています。
drive は他動詞として用いられていますね。

drive の基本のイメージは、「追いやる」「駆り立てる」といったところです。
人々を drive するのですから、「運転する」という日本語はしっくりこないですね。
人を動かす、駆り立てる、という日本語が良いでしょう。

「人は心が原動力」を直訳するのではなく、とてもきれいな英語になっていますね。
the heart を強調するこの表現、ぜひマスターしたいものです。

原級のasで「どこまでも」

so it can grow as strong as you need it to.

「どこまでも」を英語にするのも、悩んでしまいますね。
直訳だと anywhere という単語が思いつきますが、しっくり来ません。

so は「だから」「その結果」という接続詞ですね。
it は the heart を指しています。

「心が強くなれる」を it can grow strong と表現しています。
grow の直訳は「成長する」ですが、ここではSVCのCの部分に strong が来ていますね。
そういう状態になる、ということです。

さて、as strong as you need it to がここのポイントですね。

as 〜 as … は、比較のお決まりの表現です。
ここでは、you need it to と同じくらい strong になる、ということですね。

2つめのasの後ろは、文のかたまりになっています。
you need it to grow strong.
と考えると、わかりやすいですね。

need 人 to 動詞の原形 の形です。
it に grow strong してもらう必要がある、ということです。

it (the heart) に強くなるよう求めるのと同じくらい強い、ということなので、
「どこまでも」強くなれるのですね。

おわりに

使われている単語は難しくありませんが、文法事項や単語の意味など、大切な表現がいくつかありましたね。
決して直訳にはなっておらず、英語らしい表現になっているのもかっこいいです。

お読みいただきありがとうございました。

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