『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』の英語吹き替えがオススメ!【イギリス英語のリスニング】

アニメで英語

こんにちは。

名探偵コナンが大好きです。
そして、英語でアニメを見るのが好きです。

『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』英語吹き替えのススメ

劇場版『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』は、屈指の人気作品ですね。
本作は野沢尚(のざわ ひさし)さんという、江戸川乱歩賞を受賞した小説家の方に脚本を依頼しており、少し異色の作品とされつつも、数多くのファンを集める作品でもあります。
私も大好きな作品です。

劇場版としてはセル画で制作された最後の作品です。
そんな昔ながらの良さを残しつつも、人工知能、VR(バーチャル・リアリティ)といった、昨今のテクノロジーに通用するテーマを扱っているのが魅力です。

そして、何といってもシャーロック・ホームズの世界観!
ゲームという舞台設定をうまく生かした世界観で、コナンファンかつホームズファンの人にとってはたまらない作品となっています。

当ブログでは、アニメで英語を楽しみながら学習する方法を扱っています。
「アニメも英語も両方好き!」という方はもちろん、「アニメは好きだけど、英語はちょっと…」という方も、英語を楽しむきっかけになれば幸いです。

この記事は『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』に関する若干のネタバレを含みます。ご了承ください。

作品冒頭から英語

作品の鍵を握る天才少年のヒロキくんは、マサチューセッツ工科大学に通っています。
作品冒頭からセリフは英語音声、日本語字幕付きという、日本のアニメらしからぬ始まり方でワクワクします。

舞台は19世紀のロンドン

『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』の舞台はゲームの中、19世紀のロンドンです。

ゲーム開始時の人々のセリフは、なんと英語!
リアルですね。

ただ、英語のまま進行してしまうと、作品内の子どもたちは分かりませんし、私たち視聴者の中にも苦手な方がいらっしゃるからでしょうか、すぐに日本語に切り替えられます。
ゲームという設定、便利ですね。

私が『ベイカー街の亡霊』英語吹き替えが好きな理由

私は『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』の英語吹き替えが大好きです。

もちろん、私が名探偵コナンのファンであるというのもありますが、本作品は英語で見る価値が大きい作品だと思っています。

上述したように、本作は舞台がロンドンであることから、英語との親和性が非常に高い作品です。

特にそれを強く感じるのは、「アメリカ英語」と「イギリス英語」の両方を聞くことができることです。

世界では様々な英語が話されていますが、アメリカ英語とイギリス英語は、日本の英語学習でもしばしば引き合いに出され、その発音の違いが明確なものがあります。

恥ずかしながら、私はイギリス英語の聞き取りが苦手でした。
英検やTOEICの勉強を通じて、少しずつですが聞き取れるようになってきました。

あるとき、『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』を見て、登場人物が話しているイギリス英語が聞き取れるようになっていることに気づきました。
嬉しかったですね。

コナンたちは基本的にはアメリカ英語を話す声優さんが吹き替えをしています。
しかし、『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』では、ロンドンにいる登場人物はイギリス英語を話す声優さんが吹き替えをしています!
素晴らしいこだわりですね。

イギリス英語を感じるセリフを紹介!

『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』から、アメリカ英語とイギリス英語の違いを感じるセリフを1つ紹介します。

いわゆる、「名ゼリフ」とは異なるかもしれませんが、こういう視点も面白いのではないでしょうか。

ハドスン夫人と蘭の会話

コナンたち一行が、ホームズを探しにホームズの下宿先を訪れた際の、下宿の女主人であるハドスン夫人と、蘭の会話です。

ハドスン夫人:
こんな遅くにどちら様?

蘭:
あ、あの…毛利蘭といいます。
ホームズさんにお会いしたいんですけど。

ハドスン夫人:
ホームズさんとワトスンさんは出張でいませんよ。

蘭:
出張?

ハドスン夫人:
ええ、ダートムーアという田舎に。

蘭:
すいませんけど、今日は何日ですか。

ハドスン夫人:
9月30日よ。

コナン:
9月30日…ダートムーア…
そうか!バスカヴィル家の犬事件だ!

蘭:
そうよ!ちょうど二人がロンドンを離れてるときだわ。

コナン:
おい博士…どうなってんだよ…

  • Mrs. Hudson:ハドスン夫人
  • Rachel:蘭
  • Conan:コナン

Mrs. Hudson:
Who might you be calling at this late hour?

Rachel:
Oh, hello ma’am. I’m Rachel. Sorry to bother you.
My colleagues and I are looking for Mr. Holmes.

Mrs. Hudson:
Holmes and Dr. Watson have taken leave for a short business trip.

Rachel:
Business trip?

Mrs. Hudson:
Yes. They left for Dartmoor earlier.

Rachel:
This might be odd to ask, but what day is today?

Mrs. Hudson:
Why? It’s September 30th.

Conan:
September 30th? And they’re in Dartmoor?
Oh yeah! That’s The hound of the Baskervilles case.

Rachel:
That’s right. Neither of them is anywhere close to London right now.

Conan:
Oh, come on, Doc. Help us out.

アメリカ英語とイギリス英語の違いで、「 r の発音」は有名ですね。

アメリカ英語の r は舌を巻きます。
蘭のセリフでは、
Sorry to bother you.
など、わかりやすいでしょうか。

一方、イギリス英語の r は舌を巻かずに伸ばします。
(もう少し厳密に言うと、母音の後ろの r でしょうか。ここでは専門的な話は割愛します)
ハドスン夫人のセリフでは、
They left for Dartmoor earlier.
など顕著ですね。
Dartmoor や earlier の語末の r で舌を巻かずに、抜ける感じで伸ばしています。

興味がある方はぜひ、DVDをご覧ください!
北米版DVDですので、再生環境はご用意が必要ですが、きっと楽しいと思いますよ!

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