「僕には命に代えても守らなくてはならない物があるからさ」は英語で?【名探偵コナン ゼロの執行人】

「僕には命に代えても守らなくてはならない物があるからさ」は英語で?

劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』英語吹き替え版のセリフを見ていきます。

劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』にて、小五郎が逮捕された直後。
喫茶ポアロ前でのコナンと安室さんのやりとりです。

コナン:
これ 公安の刑事さんだよね?

安室:
さあ 知らないけど?

コナン:
ケガしてるね
風見刑事も 安室さんも
つまり安室さんも いたんだよね 爆発現場に

安室:
なんの話か 分からないな

コナン:
サミット会場の 下見をしてたんでしょ?
きっと その時 テロの可能性を察知した…
だけど今のままじゃ 爆発を事故で処理されてしまう
そこで容疑者を でっち上げた!
違う!?
安室さんや彼みたいな 警察官なら パソコンに細工をしたり 現場に指紋を残すことだって可能だよね!?

安室:
警察はね 証拠のない話には 付き合わないんだよ

コナン:
なんで こんなことするんだ!

安室:
僕には 命に代えても 守らなくてはならないものが あるからさ

コナン:
今回の安室さんは… 敵かもしれない!

印象的なシーンですね。
特に、「僕には命に代えても守らなくてはならない物があるからさ」というセリフは、
予告でも使われている(厳密には表現がやや異なりますが)名言ですね。

英語吹き替え版のセリフはこちら。

Conan:
Is this guy Public Safety and Security?

Amuro:
Beats me? How should I know?

Conan:
His face is injured.
Kind of like yours Mr. Amuro.
Which means you were at the blast site too.
Isn’t that correct?

Amuro:
I have no idea what you’re talking about.

Conan:
You were part of the security check beforehand.
And after, you were checking for possible terrorist activities.
But if you didn’t find anything, the bombing would just be ruled as an accident.
So you figured you’d make a perp up!
Right?!
You’re both police officers, so you know how a setup works!
You’d also know how to illegally upload those files, and plant evidence at the site!

Amuro:
Cops wont listen to you if you don’t have the proof to back it up.

Conan:
Why would you do something like this?!

Amuro:
I’ll tell you why.
There’s something I’ve gotta protect even if it means risking my own life.

Conan:
Uh… Ah!
Maybe this time… Amuro’s on the other side.

この記事では、英語の表現を見ながら、楽しく学習をしていきます。
また、日本語と英語を比較しながら、違いを楽しんでいきます。

英語の意味・表現・文法、日本語との比較

これ 公安の刑事さんだよね?

コナン:
これ 公安の刑事さんだよね?

Conan:
Is this guy Public Safety and Security?

guy は学校英語ではあまり出てきませんが、
会話ではよく使う単語ですね。
普通に「男」で良いでしょう。

公安は、Public Safety and Security と訳されています。
公、公共の安全、ですね。

さあ 知らないけど?

安室:
さあ 知らないけど?

Amuro:
Beats me? How should I know?

(It) bèats mé.
⦅米俗⦆知らんね, 知るもんか.

引用:ジーニアス英和大辞典

良い表現が使われていますね。

Beats me. は決まり文句です。
主語の It が省略されていて、動詞は三単現のsが付いていますね。
文字通り直訳すると、It (その質問)は、私を打ち負かせる (beat) ということですね。

How should I know? もこのまま覚えたい表現ですね。
どうして私が知っているのか、いや、知らない、ということですね。

ケガしてるね 風見刑事も 安室さんも つまり安室さんも いたんだよね 爆発現場に

コナン:
ケガしてるね
風見刑事も 安室さんも
つまり安室さんも いたんだよね 爆発現場に

Conan:
His face is injured.
Kind of like yours Mr. Amuro.
Which means you were at the blast site too.
Isn’t that correct?

His face is injured.

His face is injured. はそのままですね。
injure は「~を傷つける」という他動詞ですから、injured の形で、傷つけられた、つまり「傷ついた」という形容詞です。

Kind of like yours Mr. Amuro.

*kìnd of
⦅略式⦆[副詞的に] ある程度, いくぶん(slightly); なかなか, かなり; いわば, どちらかというと; (単独で; 返答として)まあね, そんなところ(sort of).

引用:ジーニアス英和大辞典

kind of は曖昧にぼかすときの表現です。
kind は元はもちろん「種類」なので、そういった種類のもの、類のもの、というところから、そんな感じの、ということですね。

kind of の発音は、of の f の部分が落ちることが多く、kinda などと綴られることもあります。
英語吹き替え版のコナンくんも「カインダ」に近い発音をしています。

like は前置詞で「〜に似た」「〜のような」ですね。
安室さん、あなたのもの(=顔)に似ているね、と言っているわけです。

Which means you were at the blast site too.

which は関係代名詞で、先行詞は前の文 (= Kind of like yours Mr. Amuro.) ですね。
学校英語であれば、「, which」となるところでしょうか。
そしてそのこと(風見刑事の顔が安室さんと同じように怪我をしていたこと)は、you were at the blast site too. を意味する、ですね。
mean は動詞で「〜を意味する」です。

blast は「爆発」、「爆風」で、
siteは「場所」、「現場」ですから、
「そしてそのことは、あなたも爆発現場にいたことを意味する」ということですね。

Isn’t that correct?

否定疑問文です。
ここでのコナンくんのように、相手を責め立てるようなときにも使えるのですね。

なんの話か 分からないな

Amuro:
I have no idea what you’re talking about.

安室:
なんの話か 分からないな

このまま覚えたい表現ですね。
idea がない、ということで、わからない。
どんな idea かというと、what you’re talking about で「あなたが何について話しているか」という idea ですね。

idea の後ろにwh節が続く場合、
idea の後ろに as to (〜について)などの前置詞が省略されていると考えられるそうです。

wh 節が続く場合, 前置詞はしばしば省略

引用:ジーニアス英和大辞典

I hàve nó idéa (as to) how the robbers entered the building.
⦅略式⦆強盗がその建物にどのようにして侵入したか見当もつかない

引用:ジーニアス英和大辞典

サミット会場の 下見をしてたんでしょ? きっと その時 テロの可能性を察知した… だけど今のままじゃ 爆発を事故で処理されてしまう そこで容疑者を でっち上げた! 違う!? 安室さんや彼みたいな 警察官なら パソコンに細工をしたり 現場に指紋を残すことだって可能だよね!?

Conan:
You were part of the security check beforehand.
And after, you were checking for possible terrorist activities.
But if you didn’t find anything, the bombing would just be ruled as an accident.
So you figured you’d make a perp up!
Right?!
You’re both police officers, so you know how a setup works!
You’d also know how to illegally upload those files, and plant evidence at the site!

コナン:
サミット会場の 下見をしてたんでしょ?
きっと その時 テロの可能性を察知した…
だけど今のままじゃ 爆発を事故で処理されてしまう
そこで容疑者を でっち上げた!
違う!?
安室さんや彼みたいな 警察官なら パソコンに細工をしたり 現場に指紋を残すことだって可能だよね!?

You were part of the security check beforehand.

part には冠詞が付いていません。
part は可算名詞ですが、a を付けないようです。

a part of … と part of … は, a large part of のように形容詞を伴った場合は a をつけ, 形容詞を伴わないときは通例 a をつけない. 具体的に全体と一部を対立させるときは a を伴う

引用:ジーニアス英和大辞典

security check はカタカナでも言えそうですね。

beforehand はここでは副詞で、「あらかじめ」「前に」といった意味です。
反対は afterward ですね。

And after, you were checking for possible terrorist activities.

この after は前置詞でも接続詞でもなく、副詞として用いられています。
「後で」ということですね。

check for は調べる、確認するといった意味で良いでしょう。
possible は、「可能性のある」「起こりうる」という訳がしっくり来ますね。
起こりうるテロリストの活動をチェックしていた、ということですね。

But if you didn’t find anything, the bombing would just be ruled as an accident.

if で「もし〜なら」です。
「もし何も見つけなければ」といった感じですね。

bombing は「爆撃」「爆破」ですね。
bomb だと名詞で「爆弾」、動詞で「〜を爆撃する」などです。

rule が受け身で使われていますね。

5 〈裁判官・議長などが〉…を裁決する; 〔…であると〕裁定する〔that節〕; [SVO (to be) C]〈人・事〉が…であると決定する 《◆Cは形容詞(句)》 (cf. decide)

引用:ジーニアス英和大辞典

事故として (as an accident) 決定される、くらいで良いでしょう。
would just もニュアンスに入れると、
「その爆破はただ事故として決定されるだろう」という感じでしょうか。

全体として仮定法過去と捉えて良いでしょうか。
don’t を一つ古くして didn’t 、will を一つ古くして would ですね。
実際には何か見つけたことにして、事故としては処理されなかったわけです。

So you figured you’d make a perp up!

figure の後ろに文のかたまりがありますね。
ここの figure は「考える」「決定する」のような訳が当てはまりそうですね。

perp は「犯人」「犯罪者」。
perpetrator の略です。難しい単語ですね。
動詞の形は perpetrate で、「(犯罪など)を犯す」というときに使うようです。

make up はいろいろな訳ができますが、
ここでは「〜をでっちあげる」で良いですね。
日本語のコナンくんと同じです。

make a perp up という、名詞を挟んでいる語順にも注目したいです。
up はここでは副詞ですね。
make up a perp とも言うことができますが、代名詞であれば必ず挟まなければなりません。

こちらの記事の説明が非常に分かりやすいです。

句動詞【3日間完成 Day1】|やりなおし英語JUKU|note
句動詞とは? 動詞(特に take や come のような基本動詞)に前置詞や副詞がくっついて、「動詞+副詞」「動詞+前置詞」のカタチで1つの動詞として働くものを句動詞と呼びます。 *「2語以上のカタマリ」を「句」と言い、その中でも「動詞が含まれる2語以上のカタマリ」が「句動詞」です。 たとえば turn do...

You’re both police officers, so you know how a setup works!

both がこの位置にスムーズに置けたら、使いこなせていますね。

(2) 主語と同格の both の位置は, 助動詞・be 動詞の後, 一般動詞の前: They ~ belong to me. ただし, 短い答のときは助動詞・be動詞の前:“Have you finished?” “Yes, we ~ have.”「終った?」 「ええ, 2人とも」.

引用:ジーニアス英和大辞典

文法的には同格の both だそうです。
あなたたち (You) 両方 (both) ということですね。
Both of you と言いがちですが、こちらの表現も使えるとかっこいいですね。

後半ですが、
you know の後が文のかたまりです。
how a setup works で間接疑問の形ですね。

setup は set up という動詞が名詞の形になったものです。
カタカナでセットアップと言いますが、ソフトウェアを使えるようにすることですね。

work は「機能する」で良いでしょう。

You’d also know how to illegally upload those files, and plant evidence at the site!

‘d は、後ろの動詞が原形なので、would ですね。
would know ですから、ひょっとすると知っているかもしれない、くらいで良いでしょうか。

illegally が upload の前に置かれています。
やはり、この語順が使いこなせるとかっこいいですね。
illegally は副詞で「不法に」。
how to illegally upload those files で、不法にこれらのファイルをアップロードする方法、ということですね。

plant evidence という言い方が面白いですね。
動詞の plant は一語一訳であれば「〜を植える」ですが、
証拠を植える、すなわち、仕組む、隠す、あたりが良いでしょうか。

警察はね 証拠のない話には 付き合わないんだよ

Amuro:
Cops wont listen to you if you don’t have the proof to back it up.

安室:
警察はね 証拠のない話には 付き合わないんだよ

cop は「警官」です。カジュアルな表現ですね。

won’t が使われています。
聞こうとしない、ということですね。

if you don’t have the proof で、証拠がなければ。
どんな proof かというと、後ろに説明、to back it up です。

back up はもちろん、バックアップする、支持する、ということですが、
辞書を引くと「〜を証拠だてる」という訳語も出てきます。

先ほど、句動詞の語順の話が出てきましたが、
back it up と、代名詞の it が挟まれていますね。

なんで こんなことするんだ!

Conan:
Why would you do something like this?!

コナン:
なんで こんなことするんだ!

ここの would が良いですね。

a [話し手の驚き・意外を表して][主に wh疑問文で] …するとは(⦅英⦆ should)
Why would he talk like that?
どうして彼はあんな口をきくのだ

引用:ジーニアス英和大辞典

なるほど、コナンくんの驚きや意外に思う気持ちが、この would に表れているのですね。

僕には 命に代えても 守らなくてはならないものが あるからさ

Amuro:
I’ll tell you why.
There’s something I’ve gotta protect even if it means risking my own life.

安室:
僕には 命に代えても 守らなくてはならないものが あるからさ

I’ll tell you why.

tell はSVOO、第3文型ですから、
you に why(なぜか)を教える、ということですね。
ここは日本語にはないところです。
そのかわり、次の文も because で始めているわけでもないのですね。

There’s something I’ve gotta protect even if it means risking my own life.

There’s something で、「何かがある」。
どんな something かというと、I’ve gotta protect even if it means risking my own life な something ですが、
I’ve gotta protect でいったん区切りましょうか。

‘ve gotta は have got to ですが、have to と同じような意味で、「〜しなければならない」ですね。
protect ですから、守らなければならない something です。
ここは日本語と同じですね。

even if it means risking my own life は文のかたまりになっています。
副詞節というやつですね。
even if は「たとえ〜でも」ですから、
たとえ it means risking my own life だとしても、ということですね。

mean は「〜を意味する」ですから、
それは risking my own life を意味する、ということです。
risk は動詞として使われていますね。
my own life(自分自身の命)を危険にさらす、ということですね。

全体を通すと、

There’s something I’ve gotta protect
私には守らなければならないものがある

even if it means risking my own life
たとえそれが自分自身の命を危険にさらすことを意味するとしても

という感じですね。

今回の安室さんは… 敵かもしれない!

Conan:
Uh… Ah!
Maybe this time… Amuro’s on the other side.

コナン:
今回の安室さんは… 敵かもしれない!

Maybe this time… は良いでしょう。
たぶん、今回は、ということですね。

Amuro’s on the other side.

ここは面白い表現ですね。

‘s は is で良いでしょう。

on the other side を見ていきます。
other side ですから、向こう側、反対側、ということですね。
日本語では「敵かもしれない」ですが、
コナンくんサイドではない、ということで、敵、ということですね。
パッと調べた感じでは決まり文句かどうかが見つからなかったのですが、どうなのでしょうか。

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